「原体験」とは、「触れる」「匂いをかぐ」「味わう」を基本とし、「見る」「聞く」を含めた5感を重視した「直接体験」のことです。具体的事例としては、「火をおこす」「土のぬくもりと冷たさを感じる」「海や川で泳ぐ」「自然の中で遊ぶ」「木・竹・実でおもちゃを作る」「虫の声を聞く」などです。
「原体験」が少ないと、学校で学習した知識が知恵になりにくいと言われています。逆に、子どもに「原体験」を数多く体験させれば、思考力、判断力、表現力、創造力を豊かにすることができ、人間としての「生きる力」を育むことができると言われています。
「10月24日(土) 東与賀干潟公園の様子」
現在の子どもは、テレビやインターネットからの情報など「間接体験」による知識は身についていますが、「原体験」(直接体験)は不足しています。
「川遊び、海遊び、水遊び」「農作業体験」「虫捕りや魚釣り」「親子でキャンプ」「ハイキング」「星空観察」など、子どもたちに「原体験」という直接体験ができる機会や場所を設けてあげたいものですね。
「11月7日(土) 西与賀公民館10周年感謝会の様子」
※写真は、掲載許可を取っています。 (子どもへのまなざし運動・若者支援推進室)