こどもミーティング２０２５を開催して

こども計画の策定のために、6/15（日）に「佐賀市こどもミーティング2025」を開催しました。
ミーティングには、小・中学生、高校生のこどもたち約90人が参加してくれました。
「こんな居場所があったらいいな！」と「こどもにとっての幸せってなんだろう？」をテーマに
グループワークを行いました。

たくさんの意見が出ましたが、大人が考えるイメージとは違った視点の意見もたくさん出て、
私たちにとっても、新しい気付きがありました。
テーマごとに、いくつか意見を紹介します。

なお、このミーティングは、今年度「佐賀市こども計画」を策定する中でのこどもの意見を聴く
取組の一つです。いろいろな方法でこどもの意見を聴くことに取り組んでいます。
そのような取組の結果やこどもたちの様子などを「こどもまんなかニュース」として発行し、
こどもたちにも見てもらっています。
ホームページに掲載していますので、ぜひ一度ご覧ください。
https://www.city.saga.lg.jp/main/109816.html

【居場所のテーマ】
〇グループでまとめられた主な意見
・「困ったときに話を聞いてくれる所」「支え合いの場」など孤立せず、安心して意見を共有できる場所
・運動施設や遊園地などの体を動かしながら楽しむ場所と博物館や科学館などの知的好奇心を満たす場所への期待
・安全安心や温もりのある環境（交通安全、いじめがない、地域で触れ合える、こども食堂）
・こどもだけが使える施設や遊び場
・「一人で落ち着ける場所」と「友だちと一緒に楽しめる場所」の両方のニーズ
・静かで安心できる場所
・昼夜問わず勉強できる場所
・交流できる場所（他校、外国、共通の趣味）

〇その他の意見　
駄菓子屋さん　／　お仕事体験をできる　／　高齢者とのふれあい施設　／　こども主体のイベント
熱中症対策シェルター　／　学校に音のなる階段、ミスト、人工芝　／　にげられる場所
騒いだり推し活が楽しめる　／　コンセントがある場所
　
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
誰かと一緒にいることの安心感がほしい一方で、ひとりでゆっくり落ち着ける環境も求めています。
また、昔はたくさんあった駄菓子屋さんも珍しいものとなり、熱中症の心配や推し活の楽しみ、コンセントが必要
などスマホが当たり前となった現在のこどもらしい意見もいくつか見かけられました。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
　

【幸せのテーマ】
〇グループでまとめられた主な意見
・自由で自分らしくいられる場所（干渉されない、制約がない）
・「友だちがいる」「信頼できる大人がそばにいる」「一緒に笑い合える」などの他者との関係性を通じた安心感
・「認められる」「褒められる」＝自己肯定感
・「毎日ご飯が食べられる」「衣食住がある」「お金を気にせず好きなことができる」
・平和や平等、戦争のない環境

〇その他の意見　
クリスマスに市からプレゼント　／　こどもであると認められる、こどもの意見が対等に聞かれること
税があること　／　理不尽をなくす　／　習い事が負担なくできる　／　ストレスが無いこと・少ないこと　
時間に追われない　／　バイト代で推し活を楽しむ
　
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
干渉や制約がなく、自由に自分らしくいられることに幸せを感じる反面、友だちや家族など信頼できる人と一緒の　
空間にいることに安心感を感じています。また、自分自身を認めてもらえることに喜びを感じています。
そのほか、「ストレスがない」や「時間に追われない」など日々の生活で感じるストレートな意見もありました。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

佐賀市教育委員会社会教育課
子どもへのまなざし運動・若者支援推進室兼務主査（こども政策課）
〈できる人ができる時にできる範囲で〉
★子どもへのまなざし運動　推進中！★