もちでつながる日本文化と地域の輪~中川副もちつき会~

 12月14日(日)、中川副まちづくり協議会子ども育成部会による「もちつき会」が行われました。中川副校区でもう50年以上は続いているというこのもちつき会は、当初は小学校PTAの主催で行われていましたが、3年前からまちづくり協議会が引き継ぎ、公民館で開催されています。この日は約20人の小学生以下の子どもたちと、まちづくり協議会の方や保護者の方など約20人の地域の方々が集まりました。朝9時30分から開始予定でしたが、楽しみにしていた子どもたちは9時には集まってそわそわしていたようです。

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 臼と杵を使って1、2、3の掛け声で順番にもちをつく子どもたちに、「もっと上からいってみようか」「いいぞ!よし!」等とまわりの大人たちが声をかけ、子どもたちもとても楽しそうにもちをついていました。
 この日は風も強くてとても寒かったので、大人も子どもも一緒につきたてのもちを丸めながら「あったかーい」と言ってもちで暖を取っていました。粉で服や顔を真っ白にしながら懸命にもちを丸める子もいました。「ちぎり目を下からピュッと押して、丸く上にあがってきたところで下の部分を閉じるときれいな丸になるよ」とアドバイスをもらうと、子どもたちはさっそく真似をして「ほんとだ!」と目を輝かせながらきれいな形に丸めていました。
 きなこもちやぜんざいにして食べた子どもたちは、「おいしい」「ちょうどいい温度」「僕2個目!」と言ってつきたてのもちを嬉しそうにほおばっていました。

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 最後にまちづくり協議会の江口会長があいさつされ、今日の感想を聞かれた子どもたちは「楽しかった」と言い、「来年も来たい人?」という呼びかけには、元気に「はい!」と手を挙げて答えていました。最後に「今日お手伝いをしてくれた大人の人に感謝しましょう」と言われると、「ありがとうございました」と大きな声で伝えていました。解散後は中川副公民館の広い駐車場を走り回り、最後まで元気いっぱいの子どもたちでした。帰りはもちのお土産をもらって嬉しそうに帰っていきました。日本の伝統文化であるもちつきを小学生のうちに体験できるこの取り組みは、子どもたちにとって地域の大人の方々と一緒に楽しみながら日本の文化にふれられる貴重な機会になっているのだなと思いました。地域の方々も子どもたちとふれあえてみなさん楽しそうでした。

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佐賀市教育委員会社会教育課 
子どもへのまなざし運動・若者支援推進室
子どもへのまなざし運動推進コーディネーター 北村
~できる人ができる時にできる範囲で~
★子どもへのまなざし運動 推進中!★

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