各校区で地域住民が集まって出し物を披露したり、一緒に食事をしたりしながら顔なじみになれる催し物が開かれています。今回は川上校区と新栄校区で行われた地域のふれあいの場をご紹介します。
12月13日(土)、川上公民館は朝から地域のみなさんでにぎわっていました。この日行われたのは、川上校区社会福祉協議会主催の「川上校区ふれあい交流会」。校区の75歳以上の一人暮らしの方を招待して行われたこの会には、招待されたご高齢のみなさんや出し物の発表者とその家族、そして川上小学校の子どもたちなど約120人が参加しました。


余興では日舞や弾き語り、民謡、民踊など様々な出し物が披露されました。合唱を披露した川上校区合唱団「リバートップ」は、7歳~大人(ご高齢)まで子ども13人、大人27人、小学校の音楽の先生など指導者6人の46人(当時)が9月から月に2回一緒に練習して活動する公民館サークルで、この日が初ステージでした。子どもたちが手話をしながら歌う曲もありにぎやかなステージで、子どもの声と大人の声の良いところが重なり合って、美しいメロディーを奏でていました。合唱を披露した子は「みなさんと歌で心がつながってよかったです」と話していました。
また、会場では川上小学校茶道クラブによる呈茶が行われ、茶道クラブ講師の先生方が点てられたお抹茶とお菓子を、腰に赤や黒の服紗を巻いた子どもたちが観覧客一人一人にサービスしました。先生に「持っていくときはお胸の高さで」「ごゆっくりどうぞって言ってね」とアドバイスをもらった子どもたちは、こぼさないように慎重に運んでいました。お茶を飲んだ方から「おいしかったよ、ありがとう」と声をかけられると、嬉しそうに頭を下げていました。呈茶をした4年生に話を聞くと、「お客さんにお茶を出すことができて嬉しかった。おいしかったよと言ってもらえて嬉しかった」と話してくれました。緊張したという子もいれば、しなかったという子もいて、それぞれにこの経験を楽しめたようです。私もいただきましたが、先生が点てられたお抹茶は苦みが残らず、クリスマスツリー形の砂糖菓子ともよく合う、とてもおいしいお茶でした。
会場の入り口では、公民館の実証実験として野副商店さん(尼寺)による芋かりんとう、おもち、カルメラ等の物販もありました。老若男女がひとつの場に集まってそれぞれの得意なことを披露しあい、みんなで楽しむこの会は地域の絆を深め子どもも大人も自己肯定感を高めることができて元気になれるすてきな交流会だと思いました。


次にご紹介するのは新栄校区の「みんなのカフェ」です。2月7日(土)、新栄公民館では地域のみなさんが調理をしたり、子どもたちと一緒に室内でできるボッチャとモルックをしたりとそれぞれに交流されていました。今年度(令和7年度)からはじまったというこの「新栄みんなのカフェ」は、6月、8月、10月と2月の4回開催され、この日は4回目で今年度最後の開催日でした。この「みんなのカフェ」のメインは、みんなが好きなカレーです。調理室では新栄ボランティアの17人のみなさんが約100食分のカレーを作っていました。カレーは当日の朝8時30分から準備され、付け合わせのにんじんのグラッセは前日に仕込みをされたそうです。もともとは大人200円、子ども100円で売っていたそうですが、高学年の子は少なかったり、ご高齢の方は食べきれなかったりしたので、回を重ねるうちに大盛り200円、小盛り100円にして自分で選べるようになったそうです。


カレーが食べられるのは11時30分から。それまで私も子どもたちと地域の方とモルックをしながら待ちました。本来モルックは木製ですが、そこにあったのはペットボトルを活用した手作りのモルックセット。ペットボトルでできているので室内でも安全です。それを見た新栄小学校の石田校長先生は「学校にワンセットほしい。ゲームが上手くいかなくてもイライラしない、という学習ができる。点数を計算するのも学習。とてもいい教材を教えてもらった」と、この日いらっしゃっていた制作者の方にさっそく制作を依頼されるとその場でOK。2週間後に新栄小学校に伺うと、「先日お願いしたモルックをもう持ってきてくださったんですよ」と嬉しそうに報告してくださいました。石田校長先生は「地域の方々がいつも学校に顔を見せに来てくれたり、子どもたちの様子を見たりしてくれている。子どもたちのために、と実際に動いてくださる方がたくさんいて、地域の連携がとてもありがたい」と話されていました。


11時30分をまわり、カレーを求めてまた続々と地域の方々が公民館に集まってきました。私も200円で購入して着席。隣の席にいらした方にお話を聞くと「今回で2回目。友達が誘ってくれて来た。一人住まいでなかなか自分の分だけは作らないので、カレーを食べられて嬉しい。やさしいお味でおいしかった。ここに来るとたくさん人がいるし、子どもたちもたくさんいて交流できるので良いですよ」と話してくださいました。新栄ボランティア代表の市丸さんは「PTA、スポーツ協会、子ども部会、婦人会とたくさんの人が協力して開催している。今回は寒さで子どもたちの参加が少なかったが、いつもはもっと集まってにぎやかだった。地域の人が集まって交流できるのでいいと思う」と話され、これまでも新栄みんなのカフェが大盛況だったことがうかがえました。その看板どおり、誰もがふらっと立ち寄って大人も子どもも交流できる、まさに『みんなのカフェ』でした。私も、モルックもしてカレーも食べて、新栄のみなさんとの交流をしっかり楽しませていただきました。
ほかにも、市内各地域では誰もが参加できるお祭りなど楽しい催しが定期的に開催されています。ぜひお近くの地域の行事をのぞいてみてくださいね。
佐賀市教育委員会社会教育課
子どもへのまなざし運動・若者支援推進室
子どもへのまなざし運動推進コーディネーター 北村
~できる人ができる時にできる範囲で~
★子どもへのまなざし運動 推進中!★






