東与賀町に伝わる伝統芸能「東与賀銭太鼓」。
銭の入った筒を手に、音を響かせながら息を合わせて演じる地域の伝統芸能で、平成19年には佐賀市重要無形民俗文化財に指定されています。
東与賀公民館では、「銭太鼓を育てる会」とともに、毎年、子ども教室「銭太鼓教室」を開催してきました。
そこにあるのは、世代を超えて、地域の伝統と誇りを子どもたちに引き継いでもらいたいという想いです。
子どもたちへつなぐ、日々の伝承活動
「銭太鼓を育てる会」は、公民館と連携した銭太鼓教室をはじめ、小学校の伝統芸能の授業で講師を務めるなど、長年にわたって子どもたちへの伝承活動を続けています。
こうした活動が評価され、令和3年度には、佐賀市の「子どもへのまなざし運動」において、「まなざしキラリ大賞」を受賞されました。
伝統芸能を大切に守るだけでなく、子どもたちが実際に触れ、教わり、演じる機会をつくる。
地域の大人から子どもへ。
銭太鼓の技とともに、その背景にある地域への想いも受け継がれています。
子どもたちと一緒に大きな舞台へ
今回、「銭太鼓を育てる会」の第9回佐賀県伝承芸能祭への出演が決定しました。
そして、その舞台に立つのは、育てる会の皆さんだけではありません。
昨年度の「銭太鼓教室」を受講した高学年の小学生も一緒に出演することになりました。
公民館の教室で銭太鼓に出会い、地域の大人たちから教わった子どもたちが、今度は育てる会の皆さんと一緒に地域の伝統芸能を披露する側へ。
毎年続けてきた取り組みが、一つの形となってつながりました。
息もぴったり。本番を前に通し稽古
8月25日には、地元にある東与賀文化ホールで本番に向けた通し稽古が行われました。
さすがは、銭太鼓教室を経験した子どもたち。
育てる会の皆さんと一緒に、息の合った演奏を披露しました。
銭太鼓の音がそろい、動きが重なる姿から感じられるのは、練習の成果だけではありません。
教える大人と、教わった子どもたちが、今度は同じ演者として一つの舞台をつくっていく。
そこには、地域の伝統が世代を超えて受け継がれていく姿がありました。
「体験する」から「受け継ぐ」へ
伝統芸能は、残しておくだけでは次の世代にはつながりません。
知ること、触れること、教わること。そして、人前で演じること。
子どもたちにとって、地域の大人たちと一緒に銭太鼓に取り組んだ経験は、「自分たちの地域には、こんな伝統がある」と感じるきっかけにもなっているのではないでしょうか。
東与賀銭太鼓を通して、地域の伝統と誇りを次の世代へつないでいく取り組みが続いています。
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◆まなざしタウン 東与賀校区
◆まなざしアーチ 銭太鼓を育てる会の皆さん
佐賀市教育委員会
社会教育課
子どもへのまなざし運動・若者支援推進室
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